いづみ恒商店のちょっといい話

職場での日々の出来事を専門的な内容から、またありふれたお話までつらつらとつづっております。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

PageTop

Ready to Wear

みなさん、今週も一週間おつかれさまでした。

さてさて、今日は雑用係の靴遍歴を小ネタとしてちょっとだけおはなししたいと思います。

私の好きな靴を2つ3つあげると・・・

パンチャの靴は別格、といいますか、
パンチャの靴たちは、みんな雑用係の子どもたちなので、好きとかキライとかを、また他と比べられるものではありません。
そんなのを超えたものです。 なんて。

というわけで、ひとつは 旧エドワードグリーン。
雑誌等でもよくとりあげられますが、雑用係もいくつか所有しておりまして、中でも特にカーフスエードのフルブローグ。
日本人にはタイトフィットすぎて、売れ残っていたのを、とあるショップでたまたまみつけて衝動買いをしてしまったのがもう10年くらい前なので、つくられたのはそれより以前ということになりますが、つくりは今と変わらずグッドイヤーウェルトなのですが・・・
まずすばらしいのは、素材。 スエードの美しさ、きめの細やかさ。
だれかが言ってましたけど、まさにビスポーククラス。
そして、そのデリケートな革を卓越した技術で縫い上げた緻密なアッパー。
その時、買った価格からするとあきらかに オーバークオリティ。
絶対に割に会わないと思います。
また、これもかなり前のはなしになりますが、エドワードクリーンの前社長フルスティック氏がまだご健在だった頃、オーダー会で大名のUAさん(当時)に、いらっしゃった際に、少しおはなしをさせていただく機会があり、その時に スエードフルブローグのはなしをすると、フルスティック氏曰く、
「そのフルブローグはもう現在は作ってないデザインで希少だから、大事に使ってあげて下さいね。」
とおっしゃっていただきました。
それからまた、余談ですが、
そのオーダー会には、エドグリの職人さんが実演されていまして、「私も靴をつくっていまして、今修行中なんですが。」と失礼ながら はなしかけると、
「そう、じゃあ僕と一緒だね。がんばってね。」とその初老の職人さんにおっしゃっていただきました。
かけだしの雑用係にはとてもはげみになる言葉、出来事でした。

あらら、はなしが長くなってしまいました。
残りのおはなしはまた次の機会ということで。

ではではみなさん、よい休日をおすごし下さい。

雑用係Tでした。

スポンサーサイト

PageTop

中物のおはなし

暑い! 暑い! 暑い-!!

あれ?

先週、さわやかな風がなんたらかんたらといっていたのはだれだっけ?

はい、雑用係です(苦笑)

いや-、残暑はまだ続いてましたね~、
しかも強烈に。
でもまぁ、今がピークで来週からはさがってくるらしいですけどね。(本当かな~?)

さて、
今日は中物(フィラー)のおはなしをちょっと。
中物とは、すくい縫いをした後の中底と本底の間に入れる充てん物のことで、今と昔、それから靴メーカーによってもいろいろと種類があるようです。
例えば・・
イタリー靴や、昔ながらの日本の注文靴には皮が敷かれていたり、またイギリス靴やひと昔前の日本の量産靴には練りコルクが、それと最近の国内外のメーカーは、多少の素材の違いはありますが、スポンジ系やフェルト地などが使用されていたりします。
実際、どういう用途、目的なのかといいますと、ハンドソーンにおける中底と本底の間のスキマをうめて、足なじみの手助けをするもの、またグッドイヤーの場合は中底のウラにリブをつけるため、中底、本底のスキマがハンドソーンよりも多くなるので、より多くの中物が必要となります。
グッドイヤーの場合はリブが立っているために、中底自体をあつくできないため、足なじみをよくするために、リブの深さ分中物をたくさん必要とし、また素材自体の良し悪しなどその重要性がわかりますが、ハンドソーンは中底自体がすごく厚いので足なじみなどは中底だけで十分なので、中物は少しでもよいのです。
ゼロというわけにもいかないのですけどね。

サンプル07092101
自家製の練りコルク

サンプル07092102
コルクシートから

サンプル07092103


サンプル07092104
フェルト(ロンドンのロブはこんなのを使っているらしいです)

正直、どれが一番よいとは一概には言えません。
ただ、練りコルクは日本では現在流通していませんし、革もなかなか使いにくいようです。
うちも含めて高級靴メーカー(工房)では現在コルクシートを使用することが多いようですね。

今日はこのくらいで、
みなさんもこの暑さに負けませんよう、お互いしのいでいきましょう!

雑用係Tでした。

PageTop

メルヘン?

ようやく・・・ようやくさわやかになってきたかな?
という今日この頃、

みなさんはいかがおすごしでしょうか?

雑用係はあいかわらずノンストップで走りつづけていますが、このさわやかな風に乗って加速度UPです!


さてさて、今日のタイトルはメルヘン?
でもメルヘンチックのメルヘンではなくて(苦笑)、
これは革底の名前だったりします。
日々、よりよい素材を探しつづけている雑用係ですが、
前にもおはなししたとおり、革底もいまだによりよいものを探し中です。
そんな過ぐる日、社長が、
「そういえば、メルヘンソールは最近全然でらんね。
今の靴にも使ってみたらいいじゃない。
あれだったら強かろうもん。」
「メルヘンソール」または別メーカーで「コリーソール」。
この2つは成分はほぼ一緒。
革底には違いないのですが、何がどうなのかというと、
ソール全体にロウを染み込ませてあるのです。
そう、ロウをたっぷり染み込ませた底は水に、そして磨耗にも非常に強い!
強さに限って言えばオークバークよりも断然強い!

サンプル07091501

サンプル07091502

サンプル07091503

こんなやつです。
ロウ引きなので、のりがきかず、作業はしにくいですし、
見ためもこんなんなので、好みがわかれるところですが(苦笑)・・・
耐久性を特に求められる方には、使用してみるのもいいかもです。

でもメルヘンって、おもしろい名前をつけるものですねぇ。

もうだいぶ昔から存在している底材なんですけどね。

なんか話のオチがありませんでしたが(苦笑)
ではでは今週はこのへんで。

雑用係Tでした。

PageTop

マスターピース(仮称)

みなさん、今週も一週間おつかれさまでした。

さて、火よう日のNHK〈プロフェッショナル〉はご覧になりましたか?
いかがでしたでしょうか?
実は雑用係、みなさんにはあんなに言っておきながら、見ておりません(苦笑)。
っていうか、あの時間はテレビ見れないんですけどね。
ビデオもDVDも持ってないし・・・
でも再放送がありますので、来週の月よう日の深夜に見ることにします。
〈プロフェッショナル〉はいつも再放送でみているんですよね。

ところで、先週のおはなしのつづきなんですが・・・
マスターピース(仮称)の試作で、
九分仕立てでどこまでフルハンドっぽく仕上げられるか試し中です。

サンプル0707090701

サンプル0707090702

サンプル0707090703

まだまだ改良の余地、大アリですが、
ちなみに新ラストです。
トゥシェイプは、まだ内緒です。

納得がいくまでまだまだ試行錯誤ですね。

日々の業務のあいまにこんなこともしている
雑用係Tでした。

ではでは
みなさん、よい週末を。

PageTop

マスタークラス(仮称)?

みなさん、今週も一週間おつかれさまでした。

ようやく、ちょっと、少しだけ暑さも落ち着いてきた感じでしょうか?
雑用係はちょっとほっとしています(苦笑)。

さて、パンチャは現在、オーダーをメインに展開しておりますが、実は昔から既製靴もつくりつづけています。デザインなどはご年配向けではあるのですが・・・。

そしてこの頃、実験的にインターネット販売専用に新たにオリジナルを製作し、
〈 レディメイドシューズ 〉として売り出しました。
これがまた予想以上の反響をみなさんからいただいたわけですが・・・。手前味噌ですみません(苦笑) 。

ところで、インポートの靴などはよく、通常の価格帯とは別にさらにランクの高いラインをつくっていたりします。
例えば、
ジョンロブのプレステージ、以前のエドグリにあったトップドロワー、クロケットのハンドグレード、チャーチのマスタークラス、グレンソンのマスターピース、などなど・・・。

これらは通常よりもグレードの高い革や材料を使用し、より多くの手仕事を施した、各ブランド渾身の靴です。
何でこんなはなしをしたかというと、
いやいや、うちもこんなのがつくれたらいいなあと思っていまして・・・
まあ、実現できるかはわかりませんが、そんな準備だけはしていたいなあと思っているところです。

続きを読む

PageTop
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。